「棋聖戦」は将棋の「8大タイトル」のひとつ。改めて、各タイトルの特色や違いに焦点を当ててみた。
■棋聖戦は5番勝負、王位戦は2日制で7番勝負
「8大タイトル」とは棋聖戦に加えて、竜王戦、王位戦、王将戦、棋王戦、王座戦、名人戦、叡王戦だ。最も歴史があるのが、1935(昭和10)年から始まった名人戦。各タイトルの最多獲得数を調べると、羽生善治九段が一人で王座戦(24回)、王位戦(18回)、棋聖戦(16回=タイ)、棋王戦(13回)と飛びぬけている。
まず、藤井七段が制した棋聖戦。全てのプロ棋士(以下、全棋士)と女流棋士2人が参加するタイトル戦だ。1次・2次予選をトーナメントで行い、その勝ち上がり者とシード棋士16人で決勝トーナメント、最後にその優勝者と棋聖が5番勝負を行う。タイトル戦の持ち時間は、4時間。
棋聖戦ではこれまでに大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、羽生九段が16回タイトル獲得で並んでいる。
藤井棋聖が現在挑戦中の「王位戦」。はじめに全棋士と女流棋士2人でトーナメント形式の予選を行う。勝ち上がった人とシード棋士4人により、今度は紅白2ブロックに分けてリーグ戦を行う。同率首位の棋士が複数でた場合はプレーオフ。紅白の優勝者で挑戦者決定戦を行い、その勝者が王位と7番勝負を行う。タイトル戦7番勝負は、2日制で8時間だ。
将棋界最高のタイトル戦とされる「竜王戦」は、全棋士と女流棋士4人・奨励会員1人・アマチュア5人で行われる。1組から6組に分けてトーナメント戦を行い、各組上位者の計11人による決勝トーナメントで挑戦者を決める。挑戦者は竜王と7番勝負で、ここでの持ち時間は8時間となる。
■最も新しい「叡王戦」持ち時間に特徴
「王将戦」は、全棋士で1次・2次予選トーナメントを行い、その勝者とシード棋士4人でリーグ戦。ここで同率首位の棋士が複数出た場合は、原則として順位上位2人の棋士によるプレーオフ。リーグ優勝者と王将が持ち時間8時間の7番勝負を行う。
「棋王戦」は、全棋士に加えて女流名人、アマチュア名人も参加する。予選をトーナメントで行い、その通過者とシードで本戦トーナメントを行う。本戦は、ベスト4以上は2敗失格制となり、敗者復活戦がある。勝者組優勝者と敗者復活戦優勝者で2番勝負の挑戦者決定戦を行い、前者はどちらか1勝、後者は2連勝すると棋王への挑戦権を獲得。持ち時間4時間で、5番勝負のタイトル戦を行う。
「王座戦」の参加者は、全棋士と女流棋士4人。1次、2次予選トーナメントを勝ち抜いた棋士とシード棋士の16人で挑戦者決定トーナメントを行う。これに勝った挑戦者が、王座と5番勝負を行う。持ち時間は5時間。
「名人戦」では、順位戦に参加しない「フリークラス」を除いた棋士を、A級・B級1、2組・C級1、2組の5つの組に分けてリーグ戦を行う。A級同率首位の棋士が複数出た場合は、同率の棋士全員によるプレーオフ。A級優勝者と名人が、持ち時間9時間で7番勝負を行う。
「叡王戦」は最も新しいタイトルだ。全現役プロ棋士に加え、主催者の推薦で決定する女流棋士とアマチュア各1人が出場する。段位別予選と本戦を勝ち抜いた2人が決勝7番勝負を行い、先に4勝した棋士が「叡王」の称号を獲得する。なお2018年度の第4期以降は、本戦優勝者が叡王への挑戦権を獲得する形となっている。
持ち時間は、決勝7番勝負は変則的で、第1・第2局は、1時間・3時間・5時間の3つのうち一つを先手の棋士が選択する。第3・第4局では後手の棋士が、先手が選ばなかった2つのうちの1つを選択し、最後の1つが第5・第6局での持ち時間となる。最後の第7局は6時間だ。
2020年7月17日 14時40分 J-CASTトレンド
https://news.livedoor.com/article/detail/18588838/
画像
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/7/5/7539c_239_38e683d6_95c646d3.jpg
個人的にはA級に所属してないと、
その年の挑戦権すら貰えない名人位が一番格が上かなと思うわw
ざっくり言うと
強い=名人、竜王
お金=竜王、名人
有名になる、評価されるには結局羽生、渡辺、鬼瓦、高橋、佐藤にタイトル戦で勝ったたとき
今回藤井くんはそのトップクラスにタイトル戦で勝った
最高のタイトルて名人位じゃないの?
竜王は賞金が最も多くて、位としては名人位の次くらいだと思ってたわ
タイトル戦には将棋連盟が定めた公式の序列がある
その規定では
竜王≧名人>叡王>王位>王座>棋王>王将>棋聖
となっている
ずばり序列は賞金額です
まずスポンサーが大事でしょ
最多発行部数の読売新聞がスポンサーの竜王戦は、歴史が短く名称も軽薄なのに
最も格が高いことになっている。
一番カネ出してるからだよ
将棋連盟的には一番高い金出したとこが一番格が高い事になってる
もちろんファンは連盟のご意向等ガン無視だが
なのに、AbemaTVに奪われて
スポンサーが変わることはたまにある。
名人戦も毎日と朝日で変わったりしている(現在は2社合同)。
叡王戦なら今もドワンゴ主催のままだけど…
あとは知らんわ
竜王=名人>>>>>王位>叡王=王将≧王座=棋王=棋聖
竜王と名人だけ別格
残りはほぼ同格だが
7番勝負の2日制で賞金総額も多い王位が筆頭格
賞金総額が3番目で7番勝負の「叡王」と歴史と伝統が有り7番勝負の「王将」がその次
竜王が序列一位
名人は二位だよ
残念 竜王と名人は同列の序列1位
序列1位なのはタイトル戦としての「竜王戦」
勉強になったな
教えてくれ
竜王戦より王位戦や王将戦の方が挑戦までの勝ち星多くいるんじゃね?
今では格は名人より竜王の方が上
竜王と名人の二冠を持っていると○○名人じゃなくて○○竜王と呼ばれる
竜王は昭和63年に出来たタイトルで歴史的には400年を誇る名人には足元にも及ばない
要は歴史か金かって話で将棋連盟は金の高いタイトルを格が一番とした
名人と竜王の両方を持っている場合は
「竜王名人」ですよ
そこ、まちがえないように!
竜王は成金ナベツネの趣味なんだよな
歴史が違う
今回の竜王戦がチャンスかも
羽生が衰えたとか言うけど、それでも今でもレーティング6位
竜王戦は1組で今季優勝 で挑戦者になるまでは一番楽な位置にいる
(ただし、藤井も3組で優勝して決勝トーナメントに出てるから、もし羽生が藤井と
挑戦者決定を争うようなら3局やって2勝しないとダメ)
次期番勝負全部こなさなきゃならんし
名人:名誉、一度はなってみたい
なったらスポーツ選手みたいに一年ですぐクビ
20前半ですぐ廃業、とかもなく、細々長くやれる印象だけど
最下層の人だと年収いくらくらいなの?
最下層のフリークラスで年間2・3勝しかできないような人だと、
対局料は年200万も行かないんじゃないかな
アルバイトしてる人も居るし
>>126
プロと言っても生活(収入)保障されたプロと保証されないプロがいる
順位戦ってのがあってこれに所属してればその順位戦の対局料が入るので
これが実質のプロの最低保障(基本給)になっている(最低ランクのC2組で月収15万)
その他の棋戦もあるからまあとにかく順位戦に所属で来てれば年収で350万ぐらいは入る
でもこの順位戦からも(成績悪くて規定数の降級(落第)点取るとこの順位戦所属から陥落する)
落ちた人をフリークラス棋士と言うがこの人たちは何の保証もない
そして10年ぐらいフリークラスのまま順位戦に復帰できないと(既定の成績を上げれば復帰できる)
そのフリークラスからも除籍されプロ資格を喪失する
フリクラにも基本給あるぞ
ただしそれだけでは生活できない額
フリクラでもコンビニバイトと同じぐらいの額は貰えるやろ
同時にだよね?
同時に獲ったこともあるし全てで殿堂入りみたいなことになってる
いや、まだ挑戦出来るが
解析に取り組んでる人がいないのだろうか
必勝手順が解析されたらさすがにそのゲームを真剣にやる人はいないよな
小学生とかが頭の体操というか遊びとして友達とやるのは有りだろうけど
まだ完全解析されていない
たまに「もう解析されてる」って書き込む奴がいるけど嘘だから
NHK杯がかなりそれに近い
賞金だけは竜王でも格的には江戸時代から受け継がれている名人なんだよな
戦えば必ず勝つのに戦う場所が無い…
まさに現代の藤井聡太に相応しいタイトルである。名人や竜王なんてそのうち取る。一番格好いい「棋聖」を最初に取った所に価値があるのだ。
まぁ世襲制だもな>名人
だから実力制切り替えた関根金次郎は凄い。
同意。
関根13世名人はもっと知られてもいい大人物。
過去にいちばん、下のほうのシードランクからタイトル戦の挑戦者まで上り詰めたひとの記録って誰か知らないかな
数年前にテニスでもあったじゃん、世界ランキング206位くらいの、普段はテニス教室のコーチで食ってる底辺プロがノーシードから勝ち上がって全英のベスト4あたりまでいったやつ
あんな感じの、基本めっちゃ弱い奴がゾーンに入って快進撃した記録ってあったら誰か教えて
素人のただの興味本位だけど
ぐぐってまとめたよ
・ 竜王戦…1997真田圭一、★1998藤井猛、★2004渡辺明(ともに4組優勝) ※現行ルールでは★2014糸谷哲郎(3組優勝)
・ 叡王戦…★2017高見泰地(五段予選優勝)
・ 王位戦…★1972・★1982内藤國雄、★1979米永邦雄、★1984加藤一二三、★1987谷川浩司、★1993羽生善治、
★2010広瀬章人、2020藤井聡太など多数
(ルール上4名しかシードされないため、ほとんどの人が予選から出場してタイトルに挑戦)
・ 王座戦…★1987塚田泰明、★1991福崎文吾、★2017中村太地など多数(いずれも2次予選から)
・ 棋王戦…1998郷田真隆、2000久保利明、2016千田翔太、2017永瀬拓矢、2019本田奎(いずれも予選から)
(※本田奎は初参加棋戦でタイトル挑戦、これは全棋戦史上初のできごと)
・ 王将戦…1967加藤一二三、★1986中村修、1993村山聖(いずれも1次予選から)
・ 棋聖戦…1967中原誠、1989屋敷伸之、2012中村太地、2016永瀬拓矢、★2020藤井聡太(1次予選から)
★はそのあとタイトル戦番勝負にも勝ってタイトル獲得
なお
>>491の郷田四段の王位タイトルは
前年紅白リーグ残留⇒当年紅白リーグからスタート、なのでシードあってのタイトル獲得になり
今回の意味にそぐわない
うおおおすげえw
なんか申し訳ない手間かけさせて
素人の俺でも知ってる名前がいくつもあるから
パターンとしてはやっぱ、若さゆえに物凄い短期間で実力を上げた若獅子が勢いそのままにノーシードから勝ち上がるのが多いぽいね
ありがとう、たいへん興味深いまとめ
駒の動かし方は知っていますが、内容はよく知りませんでした。勉強になりますです。
元スレ:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1595063898/